20代の童貞(ヤラハタ)

童貞捨てたい一心でヤリチン先輩に相談した結果、ブスと初エッチしちゃった話

童貞捨てたい一心でヤリチン先輩に相談した結果、ブスと初エッチしちゃった話

こんにちは。ジュンと申します。

はじめに、当時の僕のスペックから。

・名前:ジュン
・年齢:大学生、20歳
・容姿:身長は170センチほどで、 中肉中背。喋らなきゃモテると言われてきました
・似ている芸能人:当時はジャニーズの伊野尾慧を目指していました

ヤリチンの先輩に紹介してもらった、お世辞にも可愛いとは言いがたい女の子が僕の初体験の相手です。

20代になると仲間はみんな童貞をとうに捨て去っており、一人取り残されたようで焦った僕。

バイト先で出会ったヤリチン先輩の手下になり、金髪に染めてモテようとします。

しかし誘ってもらった合コンでは、男女ともにメンバーのレベルが高すぎて惨敗。

見かねたヤリチン先輩は、僕のレベルに合わせたブスを紹介してくれました

興味の無い話にも、頑張って合わせた結果。

見事、ラブホに連れ込み初エッチ成功!

ですが・・・。

ブスだからなのか、セックスの後味は非常に悪く、彼女とはそれから二度と会わずにラインもブロックしてしまいました。

クズな僕の体験談、どうぞご覧ください。

脱童貞マニュアル!
『童貞の捨て方』鉄板パターン集

未練たらしく初恋を引きずり、いつしか女の子と話せなくなってしまった

僕は中学生の頃に初恋をします。

思春期の初恋とはドラマチックなもので、僕はその子と話ができるだけで幸せでした。

しかし、最後まで想いを伝えられないまま中学を卒業し、離れ離れに。

その子の事が忘れられなかった僕は、いつかまた会えるような気がして、しばらくこの初恋を引きずってしまうのです。

高校に入ると、「彼女なんていらない」と硬派を気取って小説ばかり読んでいました。

そうしているうちに、女の子と話すことすらできなくなっていきました。

とはいえ大学生にもなれば、彼女くらいできるだろうとタカをくくっていました。

しかし僕の入れた大学は、頭の悪い三流大学で、女もこれまた三流ばかり。

周りを見下して一匹狼を気取った僕は、講義をサボってスロットばかりするようになりました。

冴えない仲間に彼女!焦った僕はバイトを探す

まだ18歳のくせに、タバコを吸い始めた僕。

その日も大学の軟式野球部の友達と、喫煙所でヘラヘラしていると、唐突に友達が言います。

「俺、彼女できたんだ。」

「嘘だッ!!」

思わず叫びます。

そいつはニキビ顔の垢抜けない男で、彼女なんてできるはずがない。そう思いました。

「しかも外人だぜ外人!バイト先で知り合ったらしいぜ♪」

ギャンブル狂の友人Bも囃し立てます。

これにショックを受けて、僕は焦りました。

(もう会えないあの子の事を想っていてもしょうがないんじゃないか?新しい恋を始めないと、僕は一生童貞だぞ?)

帰り道、さっそくタウンワークを手に取りました。バイト先で彼女を作るために・・・。

しかし、いざ読み出すと好待遇のバイト先を探し始めてしまい、

「あ!このピザ屋いいじゃん!ここにしよっと♪」

(なぜそんないかにも女っ気のないところ選んだ!?馬鹿!!)と、この時の自分に言いたいです。

ヤリチン先輩との出会い。アドバイスに打ちのめされ、手下になる

バイト先には2つ上の女の先輩が一人いるだけ。早くも、バイト先で彼女GET計画は崩れます。

しかしそんな僕の前に現れたのが、天下無敵のプレイボーイ「ヤリチン先輩」でした

その人は下手な俳優よりもカッコいい人で、スラッとしており。

ボウリングのスコアは平均170、カラオケも上手くてギターも弾ける。モテないわけがありません。

そんな先輩に尋ねます。

「先輩・・・モテますよね?」

先輩は答えます。

「モテるね。イヤというほど。」

(くそったれ。)僕は腹の底で舌打ちしました。

(悔しい。僕だってモテたい。回るベッドで美女を抱きたい。)

その頃の僕は、とにかくヤリたいだけでした。

「先輩・・・僕、童貞なんです。どうしたらいいですか?」

意を決して相談すると、先輩は少し話すだけで、僕の事をすぐに理解したようです。

そのアドバイスは、残酷なほどに的確。

「お前、そんなんじゃ一生彼女できないよ。」

「ドラマチックな恋愛がしたい?ヤバイでしょ。そんなのないよ。相手に合わせて、喜ばせて、都合のいい事を言って。そうやってみんな女抱いてんだよ。」

「そうやって最高の女を待ち続けんの?無理無理。夢見すぎ。可愛くて優しくて頭がいい女の子?言っとくけど、そんなん他の男がさっさとゲットしてるから。」

「恋なんてお前が思うほど素敵じゃないよ。まず理想と幻想捨てろ。ヤリたいだけならな。」

僕はうなだれ、ショックで何も言えませんでした。

人の機嫌をとることには慣れていたのに、「すげーっスね先輩!」の一言も出ないほどに打ちのめされました。

(今まで、魅力的な男になろうって思っていた。ランニングして太らないようにしていた。

小説をたくさん読んで、中身のある男を目指した。女の子に対して、優しくあろうとした。)

その努力の全てが、無駄なことだと悟ったのでした。

しかしそこまで言われてなお、僕はSEXがしたかったのです。悔しかったのです。

「先輩・・・誰か女の子紹介してください。先輩ほどモテるなら、僕に紹介する女なんて掃いて捨てるほどいるんでしょ?」

やっと絞り出した言葉はそれでした。

「考えとくわ。お前は経験値足りなそうだし。一発ヤったら、考え変わるから。」

そして、僕は先輩の手下になりました。

身だしなみを整えろ!ポイントは、適度なチャラさと清潔感

先輩の手下になった僕は、先輩の教えを守ってまず金髪にしました。

これは割と評判が良く、昔の友人には「若くなったね!」と言われ、悪い気はしません。

黒い髪をしていた頃は20歳にして白髪も混じっていて、それで老けて見えていたのでしょう。

服はこざっぱりしたものを、ユニクロやジーユーなんかで安く揃えました。

驚いたことに、安くても案外オシャレに見える!

金髪にして服を揃える、それだけで一気にモテそうだと自分では思いました。

ヤリチン先輩いわく、

「清潔感は大事。そんでもって、ダサくないこと。無難なやつでいい。大体の女子は変わった奴嫌いだから。」

とのことでした。

半信半疑でしたが、これだけでだいぶ見れるようになったと思います。

そしてヤリチン先輩に、しつこく合コンに誘ってくれるように頼んでいたら、ついにその日がやってきたのでした。

人生初の合コン!メンバー全員レベルが高く、逃げ出したい気持ちに

ついに合コンに誘われました!

合コンに備え、ヒップホップを歌えるように練習し、ボウリングだってカーブを投げられるように。ユニクロで、勝負用のさっぱりした服も揃えます。

僕は完全に、「ヤリチン先輩」という虎の威を借る狐となっておりました・・・。

合コンに来た、先輩の友達はみんな芸能人みたいに格好良く、エグザイルみたいな人ばかり。

僕はもうその時点で萎縮してしまいました。

(場違いなところに来てしまった・・・。)

ヤリチン先輩と僕を含め5人の男たちは、街で定番の待ち合わせ場所にて、女子を待ちます。

時刻は夜9時。早くも帰りたい気持ちに。僕はこういう、オラオラした人たちが怖いのです!

しばらくイジられていると、

「おまたせ~!今日は楽しも~♪」と、キラキラした女子たちが5人登場。

レベルがいきなり高すぎて、僕はすでに逃げ出したくなったのでした。

女の子を連れ出そうと試みるも、あえなく失敗。結局浮いてしまっただけ

合コンが始まって、一人一人自己紹介。ついに僕の番になりました。

「えっと、ジュ、ジュンです。ヤリチン先輩のバイトの後輩です、よろしくお願いします・・・。」

みたいな感じで、相当オドオドしていたと思います。

しばらく飲んでから、席を交換することに。僕は酒がそんなに強くなかったので、その時点でだいぶ酔いが回っていました。

隣に来た女の子は、僕と同い年。

写真とかは撮ってないのですが、雰囲気としては芸能人の藤田ニコルみたいな感じの、可愛い子でした。

しばらく会話してから、他の男たちもそれぞれ女の子を口説いていることを確認。

勇気を出して、こっそりとニコルに「抜けてどっか行かない?」と誘ってみます。

この時、すごく緊張していました。内心は(うわぁ、言ってしまった!)と慌てまくり、頭の後ろがビリビリする感じ。

しかしニコルは困った顔を一瞬浮かべて、「だって、先輩に連れてきてもらったんでしょ?」と一言。

ここで強引に行けば、まだなんとかなったのかもしれません。でも、酔っていたからか、不安だったからか。

僕は「そ、そうだよね。アハハ。」とごまかしてしまいました。馬鹿です・・・。

その後、二次会でカラオケに行くも、僕はその事がずっと引っかかったままで、落ち着きません。

女の子はもうみんな、それぞれの男とくっついていました。

ニコルはエグザイルみたいな男にくっついて行って、僕一人だけがその空間で浮いています。

結局、僕は合コンで連絡先すらも得られず、ひどく辛い思いをしただけ。

もう思い出したくもないし、本当に死にたくなりました。虚しくて仕方がありませんでした。

ヤリチン先輩、呆れてさじを投げる・・・?

ヤリチン先輩とは後日、バイト先で会いました。

心なしかちょっと申し訳なさそうに、

「こないだはごめん。なんか、お前にはまだ早かったかな。」

と、なぜか気を使ってくれました。

それに対し、

「いいんです、なんか、僕こそ邪魔しちゃったみたいで・・・」

みたいな返事をして、マールボロ・メンソールをふかします。

カッコいいと思って、僕はこの銘柄をいつも吸っていました。

そしてその日は、淡々とピザを配りました。いつもの笑顔で、淡々と仕事をこなします。

新たに紹介してもらった女の子は、ブスで垢抜けない子

それから二週間ほどした頃。突然、先輩は

「女の子を紹介してやる」と言いました。

その女の子のラインを見せてもらうと、僕はもうその時点でガン萎え。

ヤリチン先輩は、実質ヤリサーと化した、ウェイウェイした大学生が集まる文化系サークルに入っているのです。

おそらく、そこであぶれた女の子でした。

なんだか、先輩もテンションが低く。

「・・・とりあえず、こいつと仲良くなってみろや。」

その子のスペックです。

・名前:A子
・年齢:20歳
・容姿:痩せていて貧乳。小動物系。
・似ている芸能人:尼神インターの誠子

それまでの僕なら、ブスだと言って目もくれなかったような、地味で垢抜けない女の子。

しかしその時にはすっかり自信を失っていたため、「その子でいいや」と思ってしまったのです。

僕は紹介してもらった女の子にラインをしました。極めてクールで、シンプルで、爽やかなラインを。

さして興味もないような事を、あたかも気になっているかのようにやりとりしては、自己嫌悪に陥りながら。

A子とデート。エッチしたさに話を合わせる

一週間後。僕はスターバックスでその子を待ちます。

しばらくして現れたその子は写真で見たとおり・・・、可愛いとは言えませんでした。

その子を以降、A子と呼ぶことにします。

「こんにちは~。ヤリチン先輩のバイトの後輩のジュンです~。」

合コンの時とは違って、なんだか肩の力がいい具合に抜けていました。

しかし本当にヤる直前までは、ぎこちないタメ語混じりの敬語で話したと思います。

A子は割と、テンションが高い感じ。

ブスだブスだと言って馬鹿にしていたけれど、こうやって話し始めるとそこまでブスではない気すらしてきます。

背は低く、平たい顔。目は可愛くない感じの細さ。

動物で例えると、ネズミみたいな雰囲気を漂わせる感じの女の子だと感じました。

「趣味はなんですか?」僕は聞きました。

「えー・・・。休みの日はYouTubeとかずっと見てる感じ。」

「へぇー!なんか、今時って感じですねぇ!」

(つまらない・・・。)

僕はヤリチン先輩の話し方を真似て、話をひたすら合わせました。

辛い。今考えると、かなり辛かったと思う

スターバックスを出てから、会話を弾ませるため、街にショッピングへ。

ヴィレッジバンガードなんかを二人でぶらつきました。

ことごとく趣味が合わなかったけれど、僕はヤリたいばっかりに楽しそうに笑ってみせました。

居酒屋で程よく酔い、ラブホテルで人生初のSEX

いつも友達と行く安い居酒屋ではなく、少しまともな居酒屋に入って、二人でお酒を飲みました。

A子は、僕がタバコを吸うのを嫌がりました。

少し気まずくなったけれど、僕はA子にしきりに飲ませて潰そうとします。

酔えば酔うほど、(やっちまえ、今日がその日だ)という思いに。

そしていい具合に2人とも酔いが回ったあたりで、ホテルに連れ出しました。

コンドームは、いつからか財布に仕込むようにしていました。

飲み屋から少し歩いたところにあるラブホテルで、一番安い部屋を選び、A子はもうやる気になっていた様子。

僕は初めてだというのに、すごく勃起していました。

A子の着ていたセーターを脱がして、ブラジャーも外します。小さい胸だけどそそりました。

シャワーにも入らないでA子を押し倒します。

後から思い返すと信じられませんが、(シャワーに入るなんて時間がもったいない)とその時は思っていました。

この感覚はまさしく、生まれて初めてディズニーランドに行った時のワクワクとよく似た感覚です。

A子の花柄のパンティーを脱がして、コンドームをつけた僕は、エロビデオの男優の真似をして、同じように前戯。

いよいよ正常位で、A子のアソコにペニスを挿入しました。

狭くて生暖かい。

「初めて?」僕が聞くと、

「一回だけ・・・」と返事。

僕は腰を振ります。

A子はエロビデオの女優みたいに、大声で喘いだりは決してしませんでした。

しばらく腰を振って、僕はコンドームの中に射精しました。変な感覚でした。

「・・・僕さ、童貞だったんだよね」

「そうなの」

一度射精すると、僕は急に冷静になり始めました。萎えてしまったペニスをそそくさと抜いてから、後戯をします。

そうしているうちにまた勃起したので、二回戦をして、SEXは終わりました。

行為の後は、虚しさだけがつのる

A子がシャワーを浴びに行ったところで、タバコを吸いました。

漫画でハードボイルドな男が、ヤった後に勝ち誇った表情でタバコを吸っていたりしますが、そんなかっこいいものじゃなかったです。

色々なことを考えました。童貞を失ったことや、中学の頃の初恋など。

(好きでもなんでもない女の子を、まさか抱く事が出来るなんて思わなかった。でも、出会ってその日にSEXするなんて、ロクなものじゃなかった)

A子もひょっとすると、ただヤリたかっただけなのかもしれません。

そして今頃、シャワーの中で同じように嫌な思いをしてるかもしれないと感じましたが、特に聞く気にもなりませんでした。

(好きでもなんでもない人とヤると、後で辛いんだぜ・・・)

そう、誰かに伝えたくてたまらず。

僕は三本ものマールボロ・メンソールを灰にすると、シャワーにも入らず寝ることに。

初めてのSEXは疲れるもので、ぐったりした僕は熟睡してしまいました。

後日談。A子とは二度と会わず、ラインもブロック

翌朝、A子と別れてから家に帰宅。

僕は実家暮らしだったので、「朝まで先輩と飲んでた」と家族に言い訳しました。

その後、ヤリチン先輩にバイト先で報告。

「どうだった?」と聞かれて、「1日でやりました」と答えると先輩は爆笑。

「なんか・・・やってる時は良かったんですけど、後味は悪いですね」

それに対し、ヤリチン先輩は「ブスだからじゃね?」と笑います。

先輩は「二週間もSEXしてねえぜ」と欲求不満を訴えましたが・・・。

今にして思うと、ヤリチン先輩は僕と違う世界の人間だったのでしょう。

A子はその後もカラオケだの、映画だのと誘ってくれたが僕は行きませんでした。

一度ヤると、もうどうでもよくなってしまいました。

僕はクズなのだと思います。

あの日にヤったきり、A子とは二度と会うことはありませんでした。

一度、誘いを一週間も無視した事で気まずくなったあげく、A子のラインをブロック。

今ではピザ屋も辞めてしまい、彼女もできない大学3年の冬に突入しました。

ですが、僕はそんな状況を悲観してはいません。

これから僕は、駅前のオシャレなカフェでバイトを始めようと思います。

そこで新たなる恋をするのです。

そして、愛し合っている女の子と本当に気持ちの良いSEXをした時、僕は真の意味で童貞を捨てられると思うのです!

長いこと駄文に付き合っていただいて、ありがとうございました。

みなさん、どうかいいSEXをして下さい。

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